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モラハラ体質が治ることを期待しない

モラハラ体質かどうかを見抜くのは不可能なので自分を責めない

 モラハラ被害者は、相手の持つモラハラ体質に気が付けなかったことに対し、自分を攻める傾向にあります。
 ですが決してそのように思ってはいけません。自分では回避不可能な事象なのです。

 

 過去に被害を受けた方なら、モラハラ加害者のような人を見たら、既視感の様なものが作用し、気づけるかもしれません。しかし、現実的な話、モラハラの性質を持ち合わせているか否かの見極めはとてもむずかしく、モラハラであると認識するには時間が掛かります。

 

冷静な判断ができなくなるが、モラハラに屈してはいけない

 モラハラの行動も思考も全て加害者側の問題です。
 「自分が選んだ相手だから」「世間体もあるし」などと、離婚に対して拒否反応も出てきますが、一度、相手の繋がりは何であるか、と客観的に見つめ直す機会は必要です。

 

 個性を殺すような主従関係であったりするのは、被害者の人生が疲弊してしまうだけです。

 

 被害側は、衣食住の観点から他に行く当てがないと思い込みがちです。それはこれまで加害されたことにより心身が疲れ果ててしまい、まともな思考、判断ができなくなっているに過ぎません。

 

 ここにしかいられない、と言う思考はある種の依存体質なのです。支配的な相手のご機嫌を伺いつつ、生活すればあまりに苦にならなく、限りある中で楽をしようとしているだけで、根本的な解決ではありません。

 

モラハラ体質は治るか?

 モラハラ被害者は、「モラハラがいつか止む」「いつか変わってくれる」と信じて今の状況が続いているかと思われます。
 ここで言う「変わる」とは一般的な感覚の持ち主へ戻るという意味を示します。しかし、結論から言うと変わることは極めて困難です。
 モラハラの加害者はこれまで自身の変化を拒絶し、周囲に自分へ合わせるように強要してきたのです。
 加害者が変化を求められた時は強い不快感を示し、原因を自身ではなく他者へ転嫁することとなるでしょう。
 モラハラ体質が治ることに期待しないようにしましょう。それよりも、距離を置いたり、周囲に相談することが先決です。

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