職場でのモラハラ対策
職場でのモラハラ対策を紹介します。
認識を持つ
まずモラハラをされているという認識を持つことが何よりも大切です。
長期的に人としての尊厳を傷つけられていたり、人格を否定されていたりしたら、それはモラハラです。できるだけ早く気づくことが大切です。
=>職場のモラハラ
=>職場のモラハラの具体的な行われ方
記録しておく
いつ、誰に、どんなことをされたのか、記録しておきましょう。
また、その証拠となるもの、例えば、メモや手紙、メールやSNSのコメントなどがあれば、申し立ての時に有利に働きますので必ず保存しておきましょう。
証人を確保する
職場でのモラハラの場合、報復を恐れて、被害者であるあなたの味方をする人はいないかもしれません。
しかし、それでも諦めてはいけません。たった1人でも証人がいれば大きな力となります。法的手段に訴える場合においても有利に働きます。
企業内の部署に相談する
まず、あなたの会社に人的資源管理部門(従業員の能力を最大限に活かしたり人間的な問題を解決したりする部門)があれば、そこの部長に相談しましょう。
また、産業医は社員の身体的な問題だけでなく、精神的な問題も診てくれます。モラハラに悩まされているなら、遠慮なく相談しましょう。
外部の専門家に相談する
モラハラから身を守るには、まず精神状態を安定させることが大切です。なぜなら、被害者はこれまでの執拗な攻撃により、心身ともに疲れ果てているのにもかかわらず、自分ではそれに気づいていないことが多いからです。その疲れ果てた状態のまま加害者に立ち向かったところで、途中で気持ちが折れてしまいます。
精神科医やカウンセラーに相談し、治療を受けましょう。治療には次のようなものがあります。
- 支持的精神療法(カウンセリング)や認知行動療法などの精神療法
- 抗うつ薬や抗不安薬などを用いた薬物療法(精神科医のみ)
いずれにせよ、専門家とよく相談しながら、治療を続けていくことが大切です。
休職する
産業医や人的資源管理部門、精神科医やカウンセラーに相談した折に、休職を勧められることもあります。しかし、モラハラ被害者の多くはこれを拒否します。自分が職場にいない間に、加害者があれこれ攻撃の準備をし状況が悪化するのではと恐れるからです。
しかし、専門家はその道のプロです。数多く、アナタのような被害者の状況をみてきています。自分では気づかないような、精神的な疲れや追い込まれぶりを専門家は見抜いています。ここは素直に従い休職しましょう。
休職中は不安がつきまとうと思いますが、こちらの記事を参考にして、準備を万全に整えておきましょう。
=>うつ病と休職
※うつ病のサイトですがモラハラ被害者の方でも参考になると思います。
職場でのモラハラ対策関連ページ
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