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極端な行動はモラハラを再発させる

大きな言動は避ける

 子供を連れて出て行く、離婚を示唆するなど大きな言動があると、大抵、一旦モラハラは止みます。
 しかし、あくまで一過性のことが多く、再発の際はより事態は深刻化するケースがほとんどです。
 加害者は静かだったその時期に「ここまでは攻撃的で大丈夫」と言うラインを探っていたのです。
 他者を攻撃した方がずっと楽だと身勝手に悟り、なお一層、自身に目を向けず、自身を肯定しながら、そのわがままな生き方を貫いてしまうのです。

 

”仕返し”はやめておく

 モラハラの被害者がされた仕打ちをそのまま加害者に仕返すという事案がよくあります。
 モラハラを一生懸命しようと、相手の不利になるであろう粗探しを始めるのです。
 人として醜く、また子供への悪影響も図り知れません。被害者が加害者になってしまいます。
 また、元々の加害者の行動も悪化していくことも想像に難くありません。
 原因の解決ではなく、立場を逆転しようとしているだけですから、仕返しはやめておきましょう。

 

「自分は実はモラハラ体質になっているのではないか」と言う自責の念を持つ必要はない

 加害者と言い合いになると、声を荒げたり、物に当たったりといった行動に出ることもあるでしょう。
 そんな時、ふと我に返ると、「これはまるで加害者の行動と一緒ではないか」「自分もいつの間にか被害者から加害者に変わっていたのでは」と思考を巡らすかも知れません。
 しかし、本当にモラハラ体質なのであれば後悔したり、自責の念を覚えることはありません。激しく後悔したり、自分を攻めたり、心を痛めたりする人は、後戻りができ、反省できる人です。健全なのです。一方、本当のモラハラ加害者は、そんな感情が起こりません。

 

追いつめられても早まった行動はしてはいけない

 被害者は常に自分の心を閉じ込めてしまいます。
 それが極まってしまうとどうなってしまうでしょうか。
 多くの人が代替行動に移ります。酒やギャンブルにのめりこんでしまう人もいれば、外部に敵を作るまたはわざわざ敵が出来てしまうような発言や行動を取ったり、鬱を発症したり、極限に至ると放火・殺人などの反社会的行動に至る場合すらあります。
 そのような行動は一時的には満たされますが、それは刹那的なものです。また同じ行動を繰り返してしまいます。
 もし、モラハラがなかったら、きっとその人はそのような行動に出なかったでしょう。
 外部からは見ることのできないモラハラと言う暴力に対して、客観的な態度で立ち向かうことが大切です。自暴自棄になるのではなく、周りの協力を得ることに注力しましょう。

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